会社概要

こんにちは。
「家づくり工房大門」の大門祥裕（おおかどよしひろ）です。家づくりをはじめて、24年になります。
これまで住む人のことを第一に考え、家づくりに励んできました。
私が工務店に関わるようになったきっかけは、社会人になって間もなく、母親が家を建てたことがきっかけでした。私は生まれた時から汚いアパートで育ち、家は古びていて友達を呼ぶのも嫌でした。私は母子家庭で育ちましたので、「自分たちの家」に住む。そんなことは考えたこともありませんでした。しかし、ある日突然、母が「家を建てる！」と言い出しました。私と３歳年下の弟は、母が何を言っているのか、その時は全くかわかりませんでした。
母は私が幼い時から、朝は早くから会社に勤め、会社が終わったら夜は皿洗い、内職と、休む暇もなく働いて、私と弟を女手ひとつで育ててくれました。そんな頑張り屋の母親を中心に家づくりを進めていくにつれて、思春期で荒れていた家族が１つにまとまっていきました。そのとき、母の偉大さだけでなく、家づくりの楽しさや素晴らしさに感動したのです。
気がついたら、当時勤めていた保険会社を辞め、地元の工務店に転職していました。
家づくりの素晴らしさを伝える仕事がどうしてもしたかったからです。

しかし、転職先の工務店は倒産してしまい、家づくりの素晴らしさを伝える仕事を辞めなければなりせんでした。そこで、ツーバイフォーの大工になりましたが、出来合いのものを取り付けるだけの仕事ばかりでした。そんな時、地元でも木をふんだんに使う工務店で有名だった会社の社長から「忙しいので誰かいないか？」と聞かれ「自分ができます。」と即断で答えたのがきっかけで、下請け会社として独立しました。 平成7年（24歳）のことでした。
ところが、独立したものの、時代はバブル崩壊！元請け会社の倒産が相次ぎ、施工品質の悪さや見えない部分での手抜きを目の当たりにし、私のやりたかった仕事はこんなことだったのかと悩みました。
仕事をしながら、建築中お客様の悲しむ姿を何度も見て
「直接お客様の声を聞きながら仕事をしたい」
「無駄なお金は使わせたくない」
という思いが募り、社名を大門建設株式会社に改称し、元請けに転身しました。
元請けとしてはじめはなかなかお客様にお声がけ頂けず、苦労した時期もありましたが、今では順調にお仕事をいただけるようになり、これまでに1000件以上の新築・リフォームと地域の方々の家の悩みを解決してきました。
来年で創業20周年を迎えます。早いものです。山あり谷ありの人生でした。そんな節目を迎える時、大切な母親は昨年癌で亡くなりました。母親が癌だと知った時、自分には母に何ができるのか？癌を直してあげたい！真剣に考え、いろいろ調べました。そしてたどり着いたのは家のリフォームでした。空気のきれいな部屋で療養してもらいたかったからです。それしかありませんでした。結局、最後は体に良い家を求めると母に気付かされました。「本物の家を建てたい。」
最近では、新築のご紹介をいただくようになり、新しいお家を手がけることも多くなりました。自然素材をふんだんに使ったお家はなかなか手が出ないのも現実です。そこでせめて肌に触れるものは天然素材にこだわりたいと日本中を探しました。そして誰でも手の届く、自然素材の健康住宅をお値打ち価格で提供するために、土、日限定で家づくり工房大門を開く事にしました。なるべく経費はかけず、（お茶も私が入れます(^_^)v ）　長年培ってきた建築の技術を土日限定で無料開放することにしました。本などの資料の貸出も無料です。建築に関する悩みをみんな聞いてしまいます。
家づくり工房大門は、住む人のことを一番に考えて、間取りなどはもちろん、使用する部材や目に見えない基礎の部分も決して手を抜きません。住む人の幸せを思えばこそ、 大門はこういうこだわりを持った家づくりを、お客様と一緒に考えていきます。
長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
あなたにお会いできる日を楽しみしています。